「散華」とは、法要の時などに仏を供養するため花を撒き散らすことを意味します。
法要に「散華」を行うのは、花の芳香によって悪い鬼神などを退却させ、場を清めて仏を迎えるためとされます。元来、蓮の生花が使われていましたが、現在は蓮の花びらをかたどった紙で代用することが多いようです。
この度の薬師寺「散華」は、1986年(昭和61年)に天武天皇1300年玉忌供養と薬師寺伽藍復興の一助にと、当時の日本美術界巨匠によって描かれ奉納された作品をもとに、京都の木版匠、徳力富吉郎の監修のもと制作された木版色紙です。
東山魁夷
平山郁夫
加山又造
杉山寧
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高山辰雄
小倉遊亀
奥村土牛
森田曠平