夢二オンラインミュージアム
セノオ楽譜
夢二のグラフィックデザイナーとしての才能を示す特筆すべき仕事として「セノオ楽譜」の装画がある。
「セノオ楽譜」は、妹尾幸陽が日本や外国の数々の名歌と名曲を紹介するために出版していた楽譜集で総数は千曲以上にも及んでいる。
その内、夢二は270余点の表紙絵を手がけており、グラフィックデザイナーとしての、才気あふれる手法と、多彩な意匠が駆使されている。題名のレタリングもそれぞれ感覚的で創意工夫に満ちており、当時の人々は表紙の斬新でモダンな感覚のデザインに魅了され多くの夢ニファンを生むこととなった。
また夢二自身の作詩によるものが24曲含まれており、なかでも有名なのが大正7年に発表された「待宵草」(宵待草)である。
※「書簡」
今夜「宵待草」をおどるので柴田秀子のレコードをお借りしたく御都合ください
四月二十日 竹久夢生 セノオ様
「今宵、宵待草を…」
昭和初期(書簡)
外寸:46×55cm
※「書簡」
今夜「宵待草」をおどるので柴田秀子のレコードをお借りしたく御都合ください
四月二十日 竹久夢生 セノオ様
「今宵、宵待草を…」
昭和初期(書簡)
「下りてくれるな」
大正13年(水彩画)
「下りてくれるな」
大正13年(水彩画)
55×47cm
「ホームソング」
大正15年(水彩画)
55×47cm
「待宵草」(宵待草)
大正7年(石版画)
75×57cm
「椿姫」
大正6年(石版画)
53×42cm
「蘭燈」
大正6年(石版画)
53×42cm
「松原」
大正13年(石版画)
53×42cm
「金乃鳥」
大正13年(石版画)
53×42cm
「草の中にて唱へる」
大正13年(石版画)
53×42cm
「海辺にて」
大正13年(石版画)
53×42cm