童画

童画童画

竹久夢二といえば「美人画」が有名だが、彼が数多くの可愛らしい「童画」も描いていたことはあまり知られていない。自身3人の男の子の父であった夢二は、その活動の最も初期の頃から「日本少年」や「少学少女」、「子供之友」や「コドモノクニ」といった子供雑誌の表紙絵や挿絵を数多く描いている。又、子供達のために古いわらべ歌を集めた本(歌時計)を出したり、絵の練習帳(夢二画手本)等も出販している。さらに彼は自ら童謡や童話も数多く作っているのである。
夢二の描く「童画」は、彼自身の子供の頃を思いながら描いた作品も多く郷愁にあふれている。 又、純粋で弱い存在である子供たちに対する彼のまなざしはあくまでも優しく「美人画」とはまた異なった夢二の魅力を我々に示してくれる作品群となっている。

カリフの鸛

「カリフの鸛」

昭和3年頃(ペン画)

外寸:48×39cm

カリフの鸛

「カリフの鸛」

昭和3年頃(ペン画)

花のたよりの文つかひ

「花のたよりの文つかひ」

大正2年(オフセット)

花のたよりの文つかひ

「花のたよりの文つかひ」

大正2年(オフセット)

45×37cm

ノンキナトウサン

「ノンキナトウサン」

大正14年(オフセット)

45×37cm

まりつき

「まりつき」

大正14年(オフセット)

45×37cm

小春日

「小春日」

大正元年(オフセット)

45×37cm

ねむの木・口絵

「ねむの木・口絵」

大正5年(石版画)

45×37cm

新作児童唱歌1

「新作児童唱歌Ⅰ」

昭和2年(オフセット)

42×53cm

家族双六

「家族双六」

大正5年(オフセット)

72×58cm

パラダイス双六

「パラダイス双六」

明治45年(オフセット)

93×73cm

お伽の国めぐり

「お伽の国めぐり」

昭和元年(オフセット)

98×73cm