当初は、大正3年に日本橋に開店した夢二の商品を扱う店「港屋」で販売する為に製作された木版画。大正5年に「港屋」が閉店した後は、大阪の「やなぎや」に版木が移った為に「みなとや版」と「やなぎや版」とがある。夢二の木版画としては製作時期も早く、大版で枚数も少ない為に希少性が高い。木版画は彫りと摺りを職人が分担して作るものであるが、夢二は職人に任せきりにせず、細かく丹念に指示を与えたといわれている。浮世絵版画の伝統を受けつつ、新たに独自の版画の世界を構築した夢二は当時「大正の歌麿」ともてはやされた。
柳屋版 木版画
大正9年頃
外寸:80×63cm
柳屋版 木版画
大正9年頃
港屋版 木版画
大正3年頃
港屋版 木版画
大正3年頃
42×40cm
港屋版 木版画
大正3年頃
53×55cm
柳屋版 木版画
大正9年頃
62×48cm
柳屋版 木版画
大正9年頃
56×45cm
柳屋版 木版画
大正9年頃
49×46cm
柳屋版 木版画
大正9年頃
52×37cm