肉筆(ペン画)

肉筆(ペン画)肉筆(ペン画)

日本画、水彩画、油彩画、パステル、墨絵とさまざまな手法で絵を描いた夢二だが、最も数多く描いたのは、挿絵で頻繁に描いたペン画であろう。
そもそもコマ絵(挿絵)でデビューした夢二は、自身や他作家の単行本や雑誌に、数多くのペン画による挿絵を描いており、そこから数多くのファンを得ていった。
初期のペン画は、情感に富んだベタなタッチのものも有ったが、「 どんたく」(大正2年)の頃からはエッチング(銅版画)風の細い線描となり、その細部にまで神経の行き届いた軽やかなタッチが人気となっていったのである。
「夢二の絵はペン画を見ずして論ずることは出来ない」と、大コレクターでもあった故・河村幸次郎氏も記されている。
※現在紹介中の作品は、全て自著の絵入小唄集「どんたく」(大正2年)の挿絵として描かれた作品です。

あめ

「あ    め」

大正2年(ペン画)

外寸:43×35cm

あめ

「あ    め」

大正2年(ペン画)

紅茸の母子

「紅茸の母子」

ペン画

紅茸の母子

「紅茸の母子」

ペン画

43×35cm

夏のたそかれ

「夏のたそかれ」

ペン画

43×35cm

鳥帰る

「鳥帰る」

ペンシル画

43×35cm

納戸の記臆

「納戸の記臆」

ペン画

43×35cm

越後獅子

「越後獅子」

ペン画

43×35cm

江戸見物

「江戸見物」

ペン画

43×35cm